膵臓の病気・IPMNについて

膵臓(すいぞう)」という言葉を聞いたことがあると思います。大事な内臓の一つなのですが、心臓や肝臓に比べて実態が分かりにくい部位かもしれません。膵臓は数ある内臓系の重要な仕事である「消化」などで非常に大切な役割を担っています。胃液は酸性度が高いですが膵臓で作られる膵液のアルカリ性で中和したり、血糖値を抑える「インスリン」もここで作られます。もちろんここ膵臓でも気をつけておきたい病気はいくつかあります。「IPMN」という病名をご存知でしょうか?これはもちろん略称で、正式には「膵管内乳頭粘液性腫瘍」といって膵管に出来る腫瘍のことです。膵管は膵液を分泌する消化にとって重要な場所です。この膵管に、粘液のように粘り気のある小さな袋のようなものが出来てしまう病気です。「膵嚢胞」とも呼ばれるこの小さな袋は良性のものもあるのですが、粘り気を伴った膵嚢胞は腫瘍性のものです。膵液というものは通常さらさらした液体なのですが、こういった粘液性腫瘍はねばねばした粘液が膵管に溜まってしまう非常にやっかいな病気です。どういった人がこのIPMNになるのかと言いますと、アルコール摂取量が多い人や喫煙する人になります。遺伝による所も大きいのですが、こういった生活習慣も発症率に関わってきます。膵臓に関する病気ではやはり飲酒や喫煙が関わっていることが多いので注意が必要です。「膵がん」という病気がありますが、この病気は早期発見されることが少ないことで知られています。しかしながら、この膵管には良性のものからねばねばした膵嚢胞まであって段階的に分かりやすいです。IPMNを発症すると、そのままがん化しやすいため膵管の異常をIPMNがきっかけでいち早く知ることが出来るとも言えます。がんの早期発見はとても重要なことですから、こういった膵嚢胞のようなものにも注意が必要ですね。

糖質を控えて肥満を予防

肥満は糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。病気を防ぐためには肥満を解消することが大切です。では、具体的にどのようなことをするといいのでしょうか。
摂取カロリーを抑えればすぐにやせることができます。しかし、摂取カロリーを控えると摂取できる栄養の量も減ってしまうので、体調不良につながってしまいます。むやみにカロリーを減らすダイエットは健康を損ねる恐れがあるのでおすすめできません。
カロリーを減らすのではなく何を食べるのかが重要です。同じカロリーを摂っても、白米と玄米では太りやすさが違います。
ポイントは糖質です。糖質を摂ると血糖値が上がり、インスリンが分泌されて糖を取り込んで血糖値を下げます。取り込まれた糖が使われずに余ると脂肪として蓄えられます。
血糖値が高くなりすぎると、インスリン分泌量も増えて取り込まれる糖が多くなり、体がすべてを利用することができず余ってしまい、脂肪がたまりやすくなります。つまり、血糖値が高くなりすぎないようにすればインスリン分泌を抑えることができ、脂肪がたまりにくくなるのです。
血糖値を上げるのは糖質です。タンパク質や脂質はほとんど血糖値を上げません。糖質を控えることでインスリン分泌が穏やかになり、脂肪がたまりにくくなります。
糖質が多い食品はご飯やパンなどの穀物、芋類、砂糖を使った食品、果物です。こういったものを食べ過ぎないようにするだけでも、肥満を防止できます。
でも、ご飯を食べないと食事をした気がしない方もいますよね。ご飯を食べたかったら白米よりも玄米を選びましょう。精白した白米は食物繊維が少ないですが、玄米には食物繊維が豊富に含まれていて、食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。ご飯やパンを食べるなら、白いものではなく黒いものを選ぶと太りにくいです。

過敏性腸症候群について

身体の不調というのは様々なものがありますが、その中でもストレスが原因だったり検査などで明らかな原因が出ないものは不安になるものですね。そんな病気の一つには最近よく聞くことになった「過敏性腸症候群IBS)」があります。今回はこの厄介な過敏性腸症候群について説明していきたいと思います。

まずこの過敏性腸症候群ですが、前述に挙げたとおりに腸の検査やカメラ、血液検査などで異常がないにも関わらず、腹部の不快感や便秘・下痢・ガスだまりなどが頻繁に起こる症状が現れるのが特徴です。それに伴ってトイレの回数が増えることによって、トイレの無い場所などでは大きなストレスが掛かったりするので、精神的にも辛いと訴える患者さんも多いそうです。分類としては慢性疾患というものになりますが、こちらは生活の質(QOL)を大きく損なうものとして悩ましい症状と感じる人がとても多いです。

そしてなにより現状においては器質的な原因は分かっておらす、精神的なストレスが一番のトリガーとなっているというのが通説です。そのことから一種の心身症とも言われているので、内科のみならす精神科や心療内科などにもセカンドオピニオンを求めることが有効になることもあります。一般的な対処方法としては整腸剤などを用いながら、食生活で過度な食べ過ぎをしないことや脂っこいものを節制するというものがあります。一方で根本的なストレスに対する治療がなされないといけませんが、こちらは精神科の薬も十分に効果があることがありますが、むしろ日常生活でのストレスマネジメントをしなけらればならないのが大切になります。発症に関しては年齢や男女の差異はありませんが、似たような症状としてのがんや憩室、潰瘍性大腸炎クローン病などがありますので、まずは症状が出たら医療機関に相談を受けるのが大切です。

まさか、自律神経失調症だったとは

私は以前大腸憩室炎という病気にかかっていました。これはこれで大変な病気だったのですが、今現在は自律神経失調症の治療中です。

 

ずっと悩んでいた症状が、自律神経失調症だとたどり着いたのはまだ3ヶ月前ほどですが、随分、症状は楽になっています。

 

仕事柄、肉体労働的なところもあり、常に腰痛に悩まされていました。

酷くなっては、整形外科で検査してリハビリに通うような生活を続けていました。

しかし、5年ほど前から、変化していきました。

 

腰痛というよりも、足の痺れというか、筋力低下というか、私の場合、片足だけが、動きにくくなりました。

おかしいと思ってすぐ、左の腕までも動きづらくなってしまいました。

左半身ですので、すぐ、脳を疑い検査もしましたが、異常はありませんでした。

整形外科でMRI 検査もしましたが、ヘルニアなどの異常は見られませんでした。

日に日に体は弱り、グッタリ寝込んでいることが多くなってしまいました。

しかし、今、思い出せば、その頃、人生最大のピンチという出来事があり、不眠で仕事をしたり、一人泣きわめくような事があったり、酷いストレス生活を送っていました。

その数ヶ月後から、足が痺れるようになり、今、現在も、夜、眠りたくないというような状況のままでした。

 

昼夜逆転の生活を続けてしまい、自律神経が乱れ、体の節々が痛く、動かなくなってしまったと、最近、診療内科で診断を受けることができ、治療できるのだと、ほっとしているところです。

 

体の痛みと言ったら、すぐ、整形外科的なものだと、思い込んでしまいますが、間違いなこともあるようです。

私の場合、3ヶ月に1度くらい、全く痛くない日があり、スタスタ歩ける日があるのです。

ということは、治る可能性があるのではと、希望をもって、薬と、行動療法で、しっかり治療したいと思っています。

大腸憩室炎という聞きなれない感染症にかかったよ

私は大腸憩室炎というお腹の炎症に係わる病気にかかったことがあります。
私は、この病気に4度も罹りました。全て30代になってからの発症でしたね。

私のパターンですが、仕事中の夕方ぐらいから腹部に異変を感じるようになります。
夜になるとその痛みは増して、初疾患の時はただの下痢なのかなとその夜は思っていました。しかし深夜帯になると痛みが激痛と変わったのです。便秘ではないし、おかしいなとお腹を押さえながら考えていた私はその痛みがピークに達したとき、もう地面にうずくまって動けなくなってしまったのです。


しばらく地面にうずくまっていた私は何とか立ち上がり親を呼んで救急態勢の整った総合病院に連れて行ってもらいました。この時ばかりは実家住まいでよかったと感じながら検査を受けましたね。


造影剤というものを使用する特殊な検査で私はどうなるのだろうと不安要素が拭えないままお次はベッドで初めての経験でしたがお尻から座薬というのを看護師さんに突っ込まれました。尋常ではないぐらい恥ずかしかったですね。


そして医師より、聞いたことのない病名の大腸憩室炎という病名を聞かされたのです。
30代ぐらいから罹る可能性が高い腹部の炎症の病気で、痛みは盲腸と似通う所はあるけど手術を伴う事はない病気だと聞かされました。

 

先ずは炎症を抑える事が先決という事で、絶食を数日続けながら栄養注入のための点滴を受けます。そこで私は生まれて初めての入院体験をしたのですが、不思議な事の連続です。

3日間程の絶食にも関わらず、お腹が全く減らないという、医療従事者や入院経験が多い方には不思議な事でも何でもないのですが、私には違和感はありました。そして、入院生活の4日後ぐらいからはお粥等の軽い病院食を食べる生活を10日間ぐらい続けます。だいたい2週間は入院したのですが、30代になってから4度発生した合計の中で一番最初の大腸憩室炎が程度がひどく、長くて2週間の、まさにそれでした。2回目3回目4回目の発症の時は自宅療養という形になり医師に診断書を書いてもらい、短期休職でしたね。


それは病院の対応にもよりけりで、ベッドが沢山空いてある病院だと入院させられる可能性は高いです。ただ、入院すると食及び生活を良い意味で制限されるので、希望入院も多いと医師に聞きましたがそれは納得でした。


退院前に栄養士の方に食生活の改善のための指導を別途受けれる病院もありますよ。
憩室というお腹にある小さいお部屋みたいなもの、その憩室が元来膨れ上がり易い方は原因不明で罹ることも多いとの事です。ただ、食生活の乱れというのも原因として考え得ると聞きまして、例えば尖ったごぼうのような食べ物、ファーストフードにあるようなポテト、そういったものを暴食しているとよくないみたいです。

 

しっかりと顎を使ってゆっくり噛んで食べましょうねとアドバイスがあった私ですが、すぐ食べ物を飲み込んだり早食いの癖があるので、私のように思い当たる節がある人はその部分は改善の余地は大ですよ。


便秘でもなく非常に強い腹部の痛みが発生したら、すぐ最寄りの病院へ行きましょう。
消化器内科が該当しますが大きめの総合病院が良いと私は判断します。

知っておきたいB型肝炎

 B型肝炎感染症で全世界で3億5000万もの感染者がいると言われています。中でもアジア、アフリカに患者が多く日本では持続感染者、約110万人から140万人もの多くの人が感染していると推定されています。肝炎は自覚症状がないことが多い為、感染した時期が明確ではないゆえに適切な時期に適切な治療を受けず本人が気づかないうちに重症化し肝硬変、肝がんになるという方もおられるようです。
 B型肝炎は肝炎ウィルス(HBV)によって炎症、つまり肝炎がおきる病気です。肝炎ウィルスはHBVウィルスに汚染された血液や体液が体内に入ることによっておこります。
 感染経路として輸血があげられますが、昔と違って現在、日本では輸血される血液はHBV検査が行われているため輸血による感染例はわずかとなっています。平成24年8月より献血血液の検査基準が変更され献血段階でストップされるようになりました。
 また肝炎ウィルス感染者との性交渉を持った場合、肝炎ウィルスに汚染された注射針、注射器を共用、また謝って刺してしまった場合も感染する可能性があります。
 また子供の場合、母子感染もあげられます。
 B型肝炎は自覚症状がないので本人も気づかず、傷に体液、血液が付着し感染することもあり知らぬうちにうつされ、うつし、人から人へと媒介させる可能性もあります。実際、過去には幼稚園内、家族間での集団感染の事例もあるようです。年間約1万人の新規感染者がいるという報告もあります。
 もしかしてB型肝炎ではないかと心配されている方は、悩んでないで先ずは検査されることをおすすめします。B型肝炎の場合は、国から補助が貰える場合が多いので、必ず弁護士さんに国への請求を依頼しましょう。B型肝炎訴訟.COMというサイトに詳しく情報がのっています。保健所や各自治体の委託する医療機関にて無料で検査することができます。急性のB型肝炎の場合、特に治療をしなくても9割以上の方は正常状態になり臨床的に治癒するようです。